7月29日(月) 摩周~知床(断崖の森歩きツアー)
この日は知床に移動してのイベント参加。お散歩を済ませ、早々に摩周温泉を出発しました。
お散歩は、昨日と同じ「水郷公園」で。
あれ、何だろう?
初めまして。ハイジです。
この日もあちこちでゴロンコロンしているしている、麦稈ロールを眺めながらのドライブでした。
昼前に集合場所の「道の駅ウトロ・シリエトク」に到着。昼食後、知床のツアー会社pikkiさんの「断崖の森歩きツアー」に参加しました。
ツアーは知床国立公園内を案内してもらうもので、ガイドさんから(我々だけでは気が付かない)森の中の生き物たちの説明を聞いたり、ツアー名通りの(これぞ知床!といった)断崖をまわったり、面白く充実した時間を過ごすことが出来ました。
ワンコは国立公園内は立入不可だというので車でお留守番。つまんないなぁ…
ツアー終了後、「ペレケ川河岸公園」に移動してワンコのお散歩。
ペレケ川河岸公園…道の駅ウトロシリエトクから歩いて10分ほどの所にあるペレケ川沿いにある、殆ど人の来ない公園です。車で行くなら町の共用駐車場に停めて1~2分の所にあります。ワンコのお散歩場所の少ないウトロ周辺では唯一ワンコとお散歩が出来る場所です。適当に荒れている河川沿いの道を上流に向かって10分ほど歩くと川の流れが滝になっている場所で行き止まり。散歩には丁度良い距離です。
※クマよけの電磁柵のガードはありますが、念の為クマ鈴は持参しましょう。
知床一日目の宿泊場所は「知床野営場」。
野営場隣接の「夕日台の湯」で入浴後、キャンプ食を楽しみました。
知床野営場…木立の中にテントサイト、車中泊スペースがあり、静かな環境が魅力のキャンプ場です。近くには温泉露天風呂を備える「夕陽台の湯」や、樹木や生物、登山・自然観察などの図書も揃っている「知床ボランティア活動施設」があります。
人気のキャンプ場ですが予約不可で当日受付の利用に限られるので、可能であればオープンの11時に受付を済ませるのがベターです。車中泊専用スペースを含め全体が結構広く、ワンコ連れでも気兼ねなく利用できました。
7月30日(火) 知床~風連湖~KIKI知床
この日、当初は摩周岳トレッキングの予定でしたが、天候不順の為、根室までのドライブと知床周辺の滝巡りに予定変更。まずは、根室に向かいました。
「道の駅すわん44ねむろ」に到着。お目当ての根室特産の花咲ガニのラーメンと釜飯を頂きました。
花咲ガニラーメン
花咲ガニ釜めし
道の駅 すわん44ねむろ…春と秋にオオハクチョウが羽を休め、春から秋にかけては丹頂鶴が子育てをし、冬にはオオワシやオジロワシが優雅に空を舞う。そんな手付かずの自然環境を色濃く残すラムサール条約登録湿地「春国岱・風蓮湖」の幻想的な風景を眺めながら食事が出来る、国道44号沿いに位置する道の駅で、レストランでは地元の食材をふんだんに使った料理が用意されています。
※道の駅の建物の裏、風連湖沿いに遊歩道があるのですが、この日は「クマ出没に付き通行止め」になっていました。残念💦💦
知床に戻り、国道334号線沿いにある「オシンコシンの滝」と「三段の滝」を回りました。
オシンコシンの滝
三段の滝
この日の宿泊は「kiki知床」。人気のホテルなのでダメ元で当日予約の問合せをしたところ、キャンセルが出たようで、運良く通常料金でデラックスルームに泊まることが出来ました。
このホテルの駐車場はすべて朝日が早くから当たる設計になっていて、ワンコをお留守番させるのは難しかったのですが、駐車係の方が建物の陰になる場所を用意して下さり解決!
助かりました。 ☺…ホッ。
食事はバイキング。いろいろな料理を楽しみました。どれもとても美味しくて満足でした(*^-^*)
食後は、開催中のオリンピック放送を眺めながらラウンジでのんびり。
私達は車の中でお留守番… あんまりだぁ!!
7月31日(水) 知床~能取岬~北こぶし
この日は観光船オーロラ号で知床岬まで乗船予定でしたが、強風のため途中までしか行かないとの情報だったので、キャンセルして網走方面への観光に予定変更し、朝食後出発しました。
最初に訪れたのはウトロから50分弱の場所にある「来運神社」。ここに来た目的は、参拝ではなく水汲みでした。
来運神社…知床ウトロと網走の中間に位置する斜里(しゃり)町にある神社で、標高1,547mの斜里岳の雪解け水が長い年月をかけて毎分5トンもの伏流水となり湧き出しています。水温は一年中6℃に保たれ、夏はとても冷たく、冬でも凍ることがなく、湧水池の横には水汲み場がきちんと整備されています。「来運の水」は斜里町の水道水として使用されているほか、地域住民らが毎日ポリタンクをいくつも持って訪れています。
私達もここに来る時には空のペットボトルをいくつも持って訪れます。
来運神社を出て次に向かったのは網走の先にある能取岬(のとろみさき)。
「網走近辺でワンコのお散歩が出来る観光地」という情報を(網走在住の方から)伺い、訪ねてみることにしました。
能取岬…能取湖の東側に位置するオホーツク海に突き出た岬。一帯は高さ40~50mの隆起断崖から成り立っており、北にはオホーツク海、東には遠く知床連山が望めます。岬の突端に立つ灯台の周辺には美しい緑の草原が広がり、のどかな放牧風景に心癒されます。また、例年1月下旬から3月上旬頃までは、岬の眼下に流氷が接岸。圧巻の光景を目にすることができます。
広々とした岬の公園は人も少なく、景色も素晴らしく、のんびりワンコとお散歩するにはとてもいいところでした。
広々とした北の大地の自然を満喫出来たよ。また来たいなあ、楽しかったワン!!
能取岬を後にしてウトロに戻る途中にある観光スポットが「天に続く道」。観光案内通りの、まさに天まで届くのかと思わせる一直線に伸びる道は圧巻でした。
天に続く道…北海道感動の瞬間100選にも選出されている「天の道」。国道244号から334号の全長約28.1kmにも及ぶ道路です。名前の由来は、果てしなく続くまっすぐな道がまるで天まで続いているように見えることから。周囲には知床の山々などの大パノラマが広がり、絶景ドライブルートとしても人気です。
スタート地点タート地点近くにある「名も無き展望台」…天に続く道沿いにあるのですが、道の様子が良く見えず、何のためにあるのか良く分からない施設でした。個人の方が自主製作されたもののようですので文句は言えませんが…
最初、この展望台に寄ったのですが、道の様子は全く分からず、「大したことないね。もう帰ろう」と駐車場に戻ったところ、他の車が何台か向かっている先があるので、真似して行ってみたら、そこがスタート地点でした。そこからの眺めはまさに天に続く道! 行って良かった!!
「天に続く道」の景観を満喫して、この日の宿泊場所「北こぶし」に到着。
車中泊メインの旅行の中で、この日から2日間はオールインクルーシブの北こぶしでプチ贅沢を楽しみます。
部屋からは海の眺めが楽しめ、サウナ、露天風呂からの眺めも良く、風呂上りにはアイスキャンデー付。館内では湯上りのビールを食事前にまずは一杯。足湯も楽しめ、最高です。幸せ~
こちとら駐車場での車中泊! 最低だぁ!!
※北こぶしには、ワンコをケージに入れて預かってくれる「ペットラウンジ」もあるのですが、我が家のワンコの場合、車内の方が落ち着けそうなので車中泊にしました。屋内駐車場を利用しました。※駐車スペースの予約は出来ないので、早目のチェックインが無難です。
連泊だったので、一日目は海の幸メインの食事を選んでの夕食を楽しみました。
8月1日(木) 羅臼湖トレッキングツアー
車中泊明けでやっと出してもらえたワンコ達。これからペレケ川でのお散歩です。
この日の予定は「羅臼湖トレッキング」、しっかり朝食を食べて出発です。
私達は今日もホテルの駐車場の車内でお留守番..全くもう!
8:00に「知床ネイチャーオフィス」のガイドさんにホテルまで迎えに来てもらい、まずはオフィスで身支度を整えて、羅臼湖に向かいます。
知床峠を越えて2Kmほどの所にある「羅臼湖入口」までツアー会社の車で送ってもらいトレッキング開始。
※羅臼湖入口には駐車場がないので、個人で行く場合は知床峠の駐車場を利用して歩くか、一日2本のバスを利用するか、だそうです…
このコースはぬかるみの中を歩くことが義務付けられているので、長靴利用が必須です。知床峠に車を停めた場合は2kmの坂道を長靴でテクテク(特に、上り坂になる帰り道は大変との事でした)
ガイドさんについて、ぬかるみの中を滑らないように歩いていきます。
途中、クマの足跡を発見!(もちろんガイドさんが) 今朝がたクマが通ったとの事で、ちょっとドキドキ💦💦
ぬかるみの多い道をゆっくりと「二の沼」「三の沼」「四の沼」「五の沼」と順に巡りながら、一時間くらいかけて沼や道沿いの植物などの説明を受けながら羅臼湖に向かって歩きました。
※「一の沼」は自然保護のため、コースから外しているとの事です。
風雪に耐え、斜めになりながら頑張るダケカンバの林
可憐なオトギリソウ
山間を流れる沢に霧の中に隠れる四の沼に続く道
五の沼は一番大きな沼で、一瞬羅臼湖到着かと思いましたが・・・
ついに羅臼湖に到着
羅臼湖展望台では、次第に霧が晴れて来て湖が姿を現してくる様子を楽しみながら30分近くを過ごしました。
帰り道も、ガイドさんからいろいろと説明を聞きながらのトレッキングでした。
ほとんど真横になっても頑張る ド根性ダケカンバ
すごく立派な松ぼっくり!!
クマのごちそうになるそうです。
帰り道、すっかり天気が回復してきました。
スタート地点まで戻ってくると、お迎えの車が待っていてくれました。
霧の向こうにそびえているのが羅臼岳です。
再び知床峠を通って事務所までの帰り道。すっかり霧も晴れ、羅臼岳がくっきりと姿を現していました。
羅臼湖トレッキングを終え、あとは北こぶしの露天風呂とサウナでノンビリ・・・
夜は肉料理中心の夕食を堪能しました。
8月2日(金) カムイワッカ湯の滝、知床五湖
北こぶしで過ごす最後の朝、少し疲れた胃を休ませようと、朝食は軽めにして、この日も知床の自然を巡る観光に出発しました
この日最初の目的地は「カムイワッカ湯の滝」。予約していた10時にスタートしました。
湯の滝スタート地点です。
一の滝
二の滝
三の滝
この三の滝上りが一番の難所。
四の滝
今はここから上には落石の危険有りという事で登れません
カムイワッカ湯の滝…カムイワッカ湯の滝とは、知床のカムイワッカ川にかかる滝で、滝自体が温泉となっています。また、最下流にはカムイワッカの滝という「湯」がつかない別の滝が存在します。
ただ、このカムイワッカの滝には陸路ではいけないので、観光船に乗って海側から見る事しか出来ません。
カムイワッカはアイヌ語のカムイ(神、または神のような崇高な存在の意)とワッカ(水の意)からきています。この川の温泉成分が強い硫黄成分を含むため有毒であり、生物が生息できない「魔の水」の意味とも解釈されています。
知床八景のひとつとして以前から知られていましたが、2005年に世界遺産に登録され、観光客が急増し、一方で落石の危険性があることから、厳しい立入規制が行われるようになり、翌2006年からは車道から100メートルほどで最初に現れる「一の滝」より上流への立入が禁止されました。
その後、制約条件を設けることで2023年から立入許可となり、登るにつれ川の温度が上がっていき、最終目的地の「四の滝」では約35~38℃にまでなる神秘的なカムイワッカ湯の滝を楽しむことが出来るようになりました。
我々は世界遺産登録前の2002年に一度体験しており、その時は規制もなくかなり上流まで歩いて行けました。上の方の滝壺は大きく温度も高く、露天風呂気分で水着でゆっくり浸かっていたことが思い出されます。
今回、落石で様変わりした様子に驚きました。以前のような大きな滝壺はなくなっていましたが、約20年ぶりにカムイワッカ湯の滝を楽しみました。
1時間ほどのカムイワッカ湯の滝めぐりを終え、次に向かったのは「熊の湯」。
道路沿いの4~5台分ほどの駐車スペースに車を停め、橋を渡り川沿いに降りていきます。
女湯
男湯
熊の湯…羅臼温泉野営場から国道334号を挟んで反対側、羅臼川のほとりに「熊の湯」があります。
知床半島の原生林に囲まれた露天風呂は開放感満点で、季節毎に違った知床の森の表情を楽しみながらの入浴ができます。
元々は地元の漁師たちが日々の疲れを癒やす温泉でしたが、現在は全国から秘湯ファンが集まる人気のスポットとなりました。
管理は地元の有志によって行われており、ルール(熊の湯入浴十ヵ条)を守っての入浴が求められています。
男湯、女湯の露天風呂が別々にあり、脱衣所も整備されています。源泉はかなり熱めで、直接触れるとやけどしそうです。女湯は囲みがあるので安心して入浴できますが、男湯は開放感たっぷりな作りになっています。我々のお気に入りの温泉で、知床を訪れるたびに、寄付金箱に協力して入浴しています。
熊の湯で汗を流した後、「道の駅羅臼」に移動して昼食。
ウニいくら丼
名物の黒ハモ丼
道の駅知床・らうす…目の前に国後島が一望できる「道の駅 知床・らうす」は、国道335号を標津方面から北上し、羅臼の中心街の入り口に位置しています。
隣接されている海鮮工房や深層館では、羅臼漁港であがったばかりの新鮮な魚介類をはじめ、スイーツやグッズなど、羅臼の様々なお土産物が揃います。
2階の食堂では、定番のウニ丼やイクラ丼、人気の昆布ラーメンのほか、羅臼でしか味わえない黒ハモ丼といった、羅臼ならではのグルメを味わうことができます。
昼食後は「知床五湖」めぐり。知床五湖フィールドハウスでレクチャーを受け出発しました。
※7/31まではツアーガイド同行が義務付けられていますが、8/1以降はヒグマ対応などに関するレクチャーを受講すればガイド無しで入場できます。
レクチャーを受けた後、クマ鈴を鳴らしながらいよいよ出発です。
中を覗くとこんな感じに見えます。
知床五湖巡りを終え、この日の宿泊場所「道の駅 うとろ・シリエトク」に移動。
ワンコ達はずっとお留守番で、ストライキされそうだったので夕方はペレケ河岸公園でゆっくり散歩してあげました。
そんなんじゃ、ごまかされないよ! せめて美味しいオヤツでショ!!
道の駅うとろ・シリエトク…国道334号線沿いのウトロ温泉街にある「番屋」をイメージした建物の道の駅。
世界自然遺産『知床』の玄関口に位置することから知床観光の拠点施設となっていて、 最新情報を提供する観光案内所、地元の特産品を数多く揃う売店、ウトロ漁協で水揚げされた鮮魚の販売があります。
軽食コーナーでは人気のコケモモソフトクリームやエゾ鹿肉バーガーを販売し、 知床の旬の海鮮料理を提供する本格的レストランもあります。
夕食は道の駅からのすぐ近くにある「波飛沫」で取り、この日は何日かぶりの車中泊。
「波飛沫」は昼(11:00~14:15)はラーメン店で夜(17:30~20:30)は居酒屋になるお店。とても美味しいラーメン店さんなので、〆はラーメンを頼みました。
人気のお店なので夜は予約しておいた方が無難。我々も予約しておきました。
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